研修医コメント

草場 香那(平成26年10月~12月)

 

2014年10月~12月に血液内科・呼吸器内科で研修させて頂きました、研修医の草場香那です。3か月間、各科先生方には大変お世話になり、ご指導頂きありがとうございました。一期間で2つの科を同時に研修するというのは、研修医にとって大変な時もありますが非常に有意義でもあります。

毎日忙しい!と小耳に挟んだ方もいらっしゃるかもしれません、それは本当です。先生方も外来をされていて、そういった日は病棟には午後来られます。研修医にとっては、どうしていいか分からないかもしれません。しかし、先生が帰って来られる間に、今後患者さんの方針をどうするか自分なりに戦略を立てることができます。また、レジデントの先生方は病棟にいらっしゃるので分からないことはすぐに聞けます。忙しさを理由に研修医を邪険に扱う先生はいません。ユーモアのある先生方がたくさんいらっしゃって、とても楽しいです。

血液内科・呼吸器内科の研修3か月間は患者さんがよく熱を出すかと思います。発熱に対しての検査、アセスメント、治療を考えることは頻回にあるので、身に付きます。呼吸器感染症であれば、自分で痰をグラム染色して、先生と抗菌薬の相談もできます。両科に共通することですが、多くの化学療法を扱い、その副作用について学ぶことができます。日本の死因第一位が悪性腫瘍である現在、今後どの科に行っても悪性腫瘍を抱えた患者さんに遭遇する可能性は高く、化学療法やその副作用を学ぶことは、決して無駄にはなりません。

患者さんとお話しする機会もたくさんあります。悪性腫瘍の初めての治療をする患者さん、治療抵抗性の悪性腫瘍の患者さんにどんな風に接したらいいのか、戸惑う研修医も多いかと思います。患者さんだけではなく、ご家族とのコミュニケーションについても学ぶことが出来ました。

もし研修をどこにしようか、どの科にしようか考えているならば佐賀大学血液内科・呼吸器内科の研修を選んでみてください。ちょっと忙しかったけど、ここで研修してよかったと心から思える3か月になると思います。

最後になりますが、木村先生をはじめ、小島先生、荒金先生、血液内科・呼吸器内科の先生方、3か月間大変お世話になりました。ご指導頂き、本当にありがとうございました。

 

劉 軒(平成24年7月~9月)

血液・呼吸器・腫瘍内科の先生方、3ヶ月間本当にありがとうございました。

学生の頃、苦手意識を持っていた分野でしたので思い切って飛び込んでみようと思って選択しました。最初は抗がん剤の名前にかなり困惑しておりました。 例えば、「ポテリジオ?なんだ、そのポテチみたいな名前は!?」(ポテリ王子のK先生、すみません…)とか、「シス・カンプト!?先生…、日本語をしゃべって下さい(爆)」とか、けしからんことを思っておりました。

しかし、3ヶ月を通して、これまでのガンや白血病と医療者との戦い、抗がん剤開発やレジメン開発の歴史に触 れ、抗がん剤に親しみを感じることができるようになりました!

また、血液内科では急性白血病の怖さやフローサイトの美しさ、呼吸器内科ではグラム染色や抗菌薬選択の大切さを学ぶことができました。

また、主治医として、患者さんを受け持ち、患者さんの病や苦しみに寄り添うという医療者としての姿勢を学ぶことができました。

最後になりましたが、3ヶ月間熱心にご指導いただきました先生方、重ねて感謝の意を申し上げます。ありがとうございました。

 

森 和美(平成24年7月~9月)

研修医1年目の森和美と申します。2012年7~9月の三ヶ月間、血液・呼吸器・腫瘍内科にて研修をさせていいただきました。

学生実習時に血液疾患やその治療に対する理解を深められなかった反省もあり、研修する科として選択させていただきました。始め4~6月 は神経内科・膠原病内科にて研修をしておりましたが、それらの科とはガラリと違うため始めは戸惑いがありました。特に研修が始まってすぐは、化学療法に伴 う合併症、特に汎血球減少時の人体がどれだけ危険な状態であるかの理解が不十分で、その点については先生方やそして何より患者さん達からたくさん教えてい ただきました。内科的なemergencyに直結することも多く、患者さんの全身の診察を勉強させていただいた事は今後に活かしていきたいと思います。

血液・呼吸器・腫瘍内科の分野は日々新しい研究がなされ、新薬も次々と開発されている分野で今後の発展が期待される科だと感じました。木村教授の「血液疾患は今や治る疾患。」というお言葉が今でもとても印象に残っております。

最後になりましたが、血液・呼吸器・腫瘍内科は科全体の雰囲気が良く、楽しく研修生活を送らせていただきました。レクレーションで魚釣りにも連れて行っていただき、研修の良い息抜きになりました。

木村教授を始め、諸先生方にこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

岩永 幸子(平成24年4月~6月)

木村教授はじめ、血液・腫瘍内科の先生方、3ヶ月間ありがとうございました。

4月に研修が始まったころは、何もわからず、できず、一つ一つ先生方に御指導いただきました。どう動けばいいのかわからなかったときも、声をかけていただいたことで、なんとか体を動かせていたような気がします。

研修が始まり1カ月が過ぎた頃、体力的にも精神的にも疲れていた時期がありましたが、先生方に励ましていただき、先生方と仕事の合間の“息抜き”がで きたことで、大変な時期を乗り越えられたと思います。毎週水曜日は翌日のカンファレンス、回診の準備が大変で夜遅くまで残っていたこともしばしばでした が、そんな時はプレゼンの方法や重要なポイントを指導していただいたので、なんとか頑張れました。3ヶ月を終わってみて、はじめは苦手だった血液像についても、少しは理解できるようになれたかなと思います。

研修の間は、血液疾患だけでなくそれ以外の疾患についても学ぶことができました。血液疾患を治療するに当たっては、患者さんとの関わりが長期にわたるため、血液疾患以外のフォローも大切になるのだということを身にしみて感じました。1つ1つ整理して、これからの研修にしっかり生かせるようにしたいと思います。

最後に、先生方とおそろいのチーム白衣で回診ができなかったことは残念ですが、大切に使っていきます。3ヶ月間、本当にありがとうございました。研修のスタートとして選択でき、本当によかったと思います。

最終更新日2015年7月6日

(C)佐賀大学医学部附属病院血液・呼吸器・腫瘍内科