呼吸器内科 貞松宏典先生の大学院での基礎研究の原著論文の2報目がInternational Archives of Allergy and Immunology誌に掲載されました!!
type2-low気道炎症を主体とした重症喘息への治療としてマクロライド系抗菌薬が注目されていますが、長期使用は薬剤耐性菌の誘導が危惧されています。
前回の1報目では、北里大学にて創製された抗炎症作用のみを有するマクロライドEM900がウイルス感染による喘息増悪マウスモデルにおいて気道炎症を抑制することを示しました。
今回の2報目では、type2-low気道炎症の代表である肥満喘息のマウスモデルに対して、EM900が気道炎症を抑制することを示しました。
治療選択肢の乏しい肥満喘息に対しての新たな治療薬の候補として期待でき、重要な研究結果と考えられます。
(C)佐賀大学医学部附属病院血液・呼吸器・腫瘍内科