髙橋浩一郎講師が、責任者を務めた未治療COPD患者を対象とした多施設共同研究の論文がInt J Chron Obstruct Pulmon Dis誌に掲載されました!
慢性閉塞性肺疾患(COPD)において、身体活動性の低下は重要な予後規定因子です。
身体活動性とは、日常生活でどの程度動いているかを表す指標で、例えば万歩計などで計測される1日の総歩数などに代表されます。
COPD患者さんにおいて、どのようにすれば身体活動性が向上するかに関して、世界中で様々な取り組みがなされています。
我々は、未治療COPDに対する、スピオルト®吸入が、スピリーバ®吸入に比較し、有意に身体活動性(特に座位時間)を改善することを見出しました。
本研究では3軸加速度計を使用し、詳細に身体活動性を検証しました。
佐賀県および福岡県の呼吸器内科医に賛同いただき、研究を完遂することができました。
参加いただきました皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
(*SCOPE; Saga naïve COPD Physical activity Evaluation study)
掲載論文: International Journal of Chronic Obstructive Pulmonary Disease 2020:15 2115–2126
https://www.dovepress.com/first-line-treatment-with-tiotropiumolodaterol-improves-physical-activ-peer-reviewed-article-COPD
(C)佐賀大学医学部附属病院血液・呼吸器・腫瘍内科