2018年5月19日~23日、米国サンディエゴで、アメリカ胸部疾患学会年次集会(ATS2018 international meeting)が開催されました。当科からは、髙橋浩一郎講師と貞松宏典医師が参加しました。
貞松先生は、自身の大学院での研究内容として、喘息増悪の最大の要因であるウィルス感染のマウスモデルにおいて、マクロライド系抗菌薬が気道炎症を抑制することを、ポスターセッションにて発表しました。
髙橋先生は、「Interplay of diverse cellular and molecular pathway in asthma」のポスターセッションにおいて、座長を務めました。
また、当科からハーバード大学に留学中の田代宏樹先生も、現在留学先で行っている研究内容をポスターディスカッションのセッションで発表しました。
ATSは世界最大規模の呼吸器内科医の学会であり、最新のデータや各国の参加者との交流ができる場です。
今回は重症喘息に対する新たな分子標的治療やCOPDの最新治療、特発性肺線維症における臨床研究の進捗状況報告など充実した内容でした。
当科における臨床や研究において、道標となる最新情報を得ることができた実り多い学会でした。
(C)佐賀大学医学部附属病院血液・呼吸器・腫瘍内科