呼吸器内科若手育成セミナー in 佐賀

2017年6月25日
呼吸器内科若手育成セミナー in 佐賀(佐賀大学呼吸器内科主催 日本呼吸器学会共催)を開催しました。
佐賀大学医学部の5年生 21名、研修医 6名 と多数の参加を得ました(髙橋先生のご尽力のおかげ)。


呼吸器内科のスタッフとしては、荒金 診療教授、髙橋 講師、小宮 助教、中村 助教、田中 助教、小楠 医師、平川 医師、早瀬 医師、大学院生として安部 先生、貞松 先生、中島が参加しました。


荒金 尚子診療教授から開催挨拶として、呼吸器内科の医師像や今後の研修制度の説明があった後、
第一部として「呼吸器疾患の理解と実践」 と題して

小楠 真典 先生から「気管支喘息・COPD」
平川 治樹 先生から「肺がん」
牛草 淳 先生から「呼吸器内科での研修で感じたこと」 の発表がありました。


小楠先生・平川先生は現在 佐賀大学医学部附属病院 呼吸器内科の医員として第一線で働いている先生たちですので、日々の臨床に即した実践的な発表内容でした。集まってくれた学生さんたちも、熱心に聞き入っていました。牛草先生は現在 1年目の研修医として呼吸器内科をローテート中であり、学生時代の海外研修経験を交えながら、初期研修で身に着けるべき胸部レントゲン写真の読み方や問診の大切さについて、実体験をもとにお話ししてくれました。

第二部は「呼吸器内科で用いる機器の使用法」と題して、気管支鏡・呼気NO・呼吸機能検査・吸入デバイスを実際に体験していただきました。
いつもの病棟実習では、なかなか自分たちで操作する機会がないものもあり、みんなで和気あいあいと楽しく実習することができました。特に呼気NOは、ゲーム感覚で測定ができるので大人気でした。

(気管支鏡もお上手です)

(呼気NOは大人気!)

(スパイロで息もれ防止の鼻クリップ)

第三部は「呼吸器内科の未来」と題して、

貞松 宏典 先生から「地域医療における呼吸器内科の果たす役割」
安部 友範 先生から「こんな呼吸器内科医になりたい~僕のライフプラン~」
中島 から「呼吸器内科の女たち」 について発表しました。

今は大学院生の3人ですが、ここに至るまでには大学病院や地域の病院で呼吸器内科医として勤務し、色々な経験を積んできました。その経験を踏まえて、呼吸器内科の魅力を力説していました。医師としてのキャリアプランに関しては、普段は話を聞くことが少ないものですので、学生さんたちも今後の自分に置き換えて、興味を持って聞いてくれている印象でした。

夜は参加者みんなで食事会にいき、親睦を深めました。
日曜日にもかかわらず、参加してくれた学生・研修医の皆さん、ありがとうございました!!
呼吸器内科に興味を持ってくれる方が一人でも増え、病棟実習や研修で私たちと一緒に時間を過ごしてくれたら、と思っています!!

(全員で集合写真。皆さん良い笑顔です!また病棟でお会いしましょう!)

最終更新 2017.6.26


 

(C)佐賀大学医学部附属病院血液・呼吸器・腫瘍内科