白血病患者における MDM2阻害剤治療の効果予測バイオマーカーの樹立を試みた研究が 、白血病分子血液治療科の講師、石澤 丈先生を筆頭著者にCancer Researchに掲載されました。この研究は、MDM2阻害剤による p53再活性化を基盤とした造血器腫瘍治療戦略の可能性を、小島先生が 2005年に Blood誌に世界で初めて報告した(Kojima K, et al. Blood. 2005;106:3150-3159;論文被引用 258回・Scopus)研究を起点にした、一連の p53再活性化治療戦略研究の成果の1つです。
Ishizawa J, Nakamaru K, Seki T, Tazaki K, Kojima K, …, Andreeff M. Predictive gene signatures determine tumor sensitivity to MDM2 inhibition. Cancer Research, in press.